【お宮参りってなに?】行事の意味を知って、赤ちゃんの健やかな成長を祈りましょう。

お宮参りとは?

赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝を神様に伝えるとともに、健やかな成長を願って行う日本の伝統行事です。目安として生後1ヶ月前後の佳き日を選び、神社を参拝します。赤ちゃんには祝い着を着せてあげることが多いようです。

お宮参りの心構え


何を用意したらいいの?誰とどこの神社へ行けばいいの?

一般的に、赤ちゃんの父親の方の祖母が赤ちゃんを抱いて参拝するのが一般的です。玉ぐし料を納め、成長を祈願してもらいます。

玉串料の相場は1万円~が一般的ですが、お参りする神社にあらかじめ問い合わせておくと良いでしょう。

どこの神社へ行くか迷った場合は、その神社がどんな神社かを調べてみることをお勧めします。商売繁盛や、海上交通の神様よりも、家内安全の神様をお祭りされている神社の方が、お宮参りには合っているかもしれません。

また、赤ちゃんのお父さんが、お宮参りをされた神社を選ばれる方も多いようです。

おじいちゃんおばあちゃんも、お宮参りで参拝したことを思い出しながら、話が盛り上がるでしょう。

一生に一度のイベントですから、写真を撮れるようにカメラの準備もお忘れなく。あまり派手になり過ぎない程度のフォーマルな格好をされるご両親が多いです。心配であれば、地域の先輩ママや、先に出産された親族に、服装のことなど尋ねてみてはいかがでしょうか。

お宮参りで注意しておくべきポイント

混雑に注意!特に子育てが初めての人は念入りにシミュレーションをしましょう。

平日に参拝ができる、仕事に融通が利くという人は問題ないかもしれませんが、大安吉日の神社の混みあい方は異常なものがあります。

安産祈願や厄払いなど、皆さまいい日取りを調べて参拝なさるので、ご祈祷の順番待ちに相当の時間がかかる場合があります。

そのとき、祖父母と一緒に、赤ちゃんをあやしながら待つことになります。産後一カ月の体には、かなり堪えます。特に第一子であれば、子育てに慣れていないですし、産後の体の回復も不十分でしょう。混んでいて、待合室の椅子にも座れなかった・・・ということもあるので、事前に、日取りはよく検討しましょう。

ご祈祷の間、赤ちゃんを抱くのは、父方の祖母です。体力に自信がない人もおられるかもしれません。ときどき代わったりして無理のないようフォローをしましょう。

お母さんの体調がもし優れなければ、ご祈祷は延期をすることも考えたほうがいいでしょう。無理をして強行してもあまりいいことはありませんし、ご両親も心配されるはずです。

お宮参りの経験談


こうしておけばよかった・・・!お宮参りの失敗談と反省点をお伝えします。

先日、娘のお宮参りに行きました。初めての出産は自然分娩で大きなトラブルもなく済みましたが、直後に乳腺炎を起こしてしまい、高熱を何度か出し、結局切開をしました。そんな中でのお宮参り。迫ってくる日程に気持ちは焦り、慣れない育児のストレスで、正直発狂しそうでした。もともとフルタイムで働いており、育休は十分にとっていたので、そんなに心配はしていなかったのですが、初めての出産と育児は本当に手ごわかったです。出産は交通事故に遭ったのと同じくらいのダメージがあるといわれますが、それは言い過ぎではないと思ったくらいです。

お宮参りについては、反省点が多いので、これからこのイベントを迎える方に参考にしてもらえればと思い、恥を忍んでお伝えします。

まず、ご祈祷料を誰が出すかで少しもめました。私としては、夫の親が出すものだと思っていたので、そうなるだろうと思い、それとなく夫に聞いてもらったのですが、夫が勝手に、「3万以上」と金額を伝えてしまい、それが思い込みだったため、やや不穏な空気になりました。お宮参りのあとのお食事はお寿司屋さんを予約し、ご両親に払ってもらいました。コースはこちらで決めました。いろいろ手配するのは大変でしたが、慣れているところ、行きたいところが良かったので。

娘は3月に生まれたので、お宮参りの時期は春先でちょうどいい気候だと思っていたのですが、当日は、ものすごい寒い日でした。

しかも、大安の日曜日で、ご祈祷の待機をしている人が待合室に溢れていました。まとめて祈願が行われ、あまり特別な感慨がなかったのが残念です。

夫も1年の育休をとっていたので、今考えれば平日の佳き日を探しておけばよかったです。ご両親から特に文句は言われなかったのですが、なにも今日にしなくても・・・と思われただろうなと気まずかったです。

天気はさすがに予想することはできませんが、土日は出来れば避けたほうがいいと思います。娘はサイズが大きくてとても重かったので、義母は大変そうでした。

お宮参りは、子育てで最初の方のイベントなので、できるだけ、二人でお金を出したほうがいいかもしれません。甘えすぎると、後々気まずくなることもあります。もし、お金に余裕があれば、ご両親に来ていただくという気持ちで、お食事の席を自分たちで用意し、支払いをするのが大人の礼儀だと思います。いまさらですが、やっとそういうことが分かってきました。

子育ては一人ではできません。仕事をしていればなおさら、ご両親のお世話になる場面は、想像以上に増えます。そのときにお互いに気持ちよく協力できるような関係を作っておいた方がいいです。どちらかに負担が多くかかるような関係は、長くは続きません。

お宮参り一つにしても、しきたりにのっとって、礼儀を大切にして執り行うことをお勧めします。あのときああしておけばよかったと思っても後の祭り。一度ついた嫁のイメージは簡単には拭えないものです。

後悔が多いお宮参りですが、ご両親は喜んでくれたようです。無事に済んで、今も健やかに成長してくれているので、お宮参りをしてよかったと思っています。もし、お宮参りをするかどうか迷っている人がおられたら、ぜひ、ご両親に来ていただいて一緒にご祈祷を受けられることをおすすめします。

きっと、ご両親も喜んでくださると思います。産後で体はきついかもしれませんが、できるだけリラックスして楽しめるといいですね。

お宮参り予定の方へのアドバイス

あまり無理をしないで、周りの助けを求めることも大切です。体調が優れなければ、日程調整もお願いしましょう。

産後は、自分では気づかなくても本当に疲れているものです。お宮参りは、立ったままで過ごす場面も多いですし、あまり自分の体力を過信しないようにしましょう。

できるだけ座ったり、飲み物を飲んで休んだり、赤ちゃんのお世話で手いっぱいかもしれませんが、他の大人の手を遠慮なくかりましょう。人に何かを頼むことが苦手な人も多いです。でも、子育ては、絶対に一人ではできません。一人でしようと思わない方がいいです。お宮参りは、周りの助けを求める練習だと思って、気軽に頼んでみてください。周りもそれを待っておられるかもしれません。

もし、当日体調が悪ければ、ご主人やご両親に相談してみましょう。子育ては予想だにしないことがしょっちゅう起こるもの。子育ての先輩は、それを経験されていますから、信頼してお話してみるのもいいと思います。産後の精神状態ではそんな気分になれないという人もおられるかもしれませんが・・・

そして、お宮参りは、祝い着やご祈祷の玉串料など、お金のことで迷う場面があると思います。アドバイスとしては、お金をかけ過ぎないよう気を付けてといいたいです。子育ては、際限なくお金がかかります。これからミルク代もおむつ代も、先々は教育費もかかります。なにも、お宮参りで豪華な祝い着を着せてやる必要はないのではないでしょうか。それよりも、将来の子どもの健やかな成長のために、適切な金額の物を用意してあげるのも、親としての務めのように思います。

あまり見栄を張り過ぎず、身の丈に合ったやり方で、お宮参りをしてください。子どもの小さい時期はあっという間に過ぎます。生後1カ月は本当に貴重な時期です。赤ちゃんらしい我が子をしっかりと目に焼き付けて、これから一緒に生きていく気持ちをかみしめてください。幸せなお宮参りを迎えられますよう、お祈りしております。

福岡市東区のお宮参り・百日祝い写真撮影と着物レンタルは原田写真館(香椎参道通り)


原田写真館 お宮参り専門サイト
https://omiyamairi-haradaphoto.com

原田写真館 初めてのお宮参りページ
https://omiyamairi-haradaphoto.com/omiyamairi/

原田写真館 オフィシャルホームページ

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