2018年11月、私達のもとに小さな男の子が生まれました。私たち夫婦は中学生時代の同級生で、互いの実家が車で30分圏内にあります。

なので、両実家の両親を呼んでお宮参りをする、というのは当然の成り行きでした。

お宮参りする神社選び

まず最初に取り掛かったのが神社選びです。調べによると、自宅から一番近くの神社で行うのが良いそうでしたが、私たちは車で1時間ほどの神社にお宮参りすることに決めました。

初めての遠出になり、移動時間の不安はありましたが、有名な神社で執り行いたいと思ったからです。

また最寄りの神社には授乳スペース等の設備はないのですが、私たちが行くことにした神社は授乳スペースやおむつ替えスペース、広い駐車場等、様々な設備で充実していたから、ここなら大丈夫と思えました。

授乳スペースは有無だけではなく、いくつあるか、どこにあるかを確認しておくと安心です。私が行ったところには授乳スペースは3室ありましたが、2室は使用中でした。

お日柄がいい日の場合、挙式の列席者もいるので授乳室を使うのはお宮参りの人だけではない、のを念頭に入れて余裕のある行動をしたほうが良いでしょう。

お宮参り着物選び

お宮参り当日、写真スタジオで撮影する予約をとっていたので、産着はスタジオから無料でレンタルさせてもらいました。予め、ホームページで衣装を確認してから、実際に店舗へと下見に行くと、ホームページには載っていない産着もあったので、スタジオ衣装をレンタルする場合には店舗見学へ行くことをおすすめします。

男の子なので黒や紺が一般的な産着のようでしたが、鷹の刺繍がほどこされた珍しい臙脂色の産着を見つけたので、それを着せようと決めました。

スタジオにもよりますが、私たちの申し込んたスタジオでは「当日レンタル」が可能で、先着順で好きな衣装を借りられるシステムでした。

スタジオの開店時間は朝10時で、その時間に産着を借りてから出発すると、計画していたスケジュール通りに進められません。そこで、どうにかならないか相談すると、「お宮参り当日」とは実際には「前日の夕方5時頃からであればお貸し出しできます」と親切な店員さんが教えてくれました。

無事、前日の夕方店舗へ出向き、お目当ての産着を手に入れました。

どうしても着せたい産着がある場合や、スケジュールの都合がある場合には、店員さんへいつからならレンタル可能かを確認すると、こっそり良い情報を教えてくれるかもしれません。

ほかにも、SNSの投稿を見ていると産着を正しく着せられていない方が意外と多いので、産着の正しい着せ方を店員さんに確認しておくと良いでしょう。産着が正しく着せられていないとせっかくの刺繍が袖で隠れてしまうので、確認は忘れずに。

また、私たち夫婦・両実家の衣装ですが、男性陣はスーツ、女性陣はフォーマルな装いにしました。

結婚後に義母から着物を譲り受けたので、着物を着ていこうか迷いました。しかし、完全母乳で育てていたし、1~2時間おきに授乳していたので、着物を着ても授乳時間を考えるとすぐに脱がなくてはならないので、フォーマルな授乳服にしました。ちなみに息子はミルクを飲まず、哺乳瓶を咥えたこともないので、搾乳という選択肢もありませんでした。

初宮参り参拝の日取り決め

息子が生まれて少し経つと、義母に「31日目にお宮参りしなくちゃね!」といわれました。

しかし、11月生まれということもあり、31日目はまさに真冬の季節。息子の体調もさることながら、私は完全母乳で育てていて昼夜問わずの頻回授乳、はじめての育児に疲労困憊していました。更に、持病も悪化して医師には入院を勧められるほどで、31日目にお宮参りできる状況ではありませんでした。

そこで、暖かくなる春頃まで待ち、生後3ヶ月経った大安を予定日として位置づけました。

神社へ、大安の土日の混雑状況を問い合わせると、9時には駐車場の空き待ちの渋滞ができているとのことでした。なので、7時半から8時に神社へ集合するように段取りをしました。

ちなみに、お宮参り当日は早朝に行ったからか全然混雑しておらず、4組のみでした。

お宮参り後のスケジュールが逼迫してしまわないためにも、実際に電話で確認してみてください。

お宮参り当日の実際のスケジュール

お宮参りを午前中に済ませ、甲羅で昼食をとり、午後から写真スタジオで撮影、というスケジュールです。

赤ちゃんが疲れてしまうとぐずるので、スタジオ撮影を朝にする方が多いそうです。私たちは午前中の撮影予約が取れず上記のようなスケジュールになりました。

スタジオでのお宮参り撮影を検討されている方は、スタジオ予約を早くから押さえておくことをおすすめします。私たちは、午後の撮影でしたが、全くぐずることも、泣くこともありませんでした。というのも、母乳を吸いながら寝落ちする子だったので、神社からの帰り道や昼食中などの「ここで寝てもらいたい」、というタイミングで授乳して睡眠時間のコントロールをしたのが良かったと思います。普段とは異なる授乳間隔でしたが、赤ちゃんも順応してくれました。

ちなみに、雨天の場合にはお宮参りは延期にし、スタジオ写真だけ撮る予定にしていました。予定当日はスタジオ写真だけ撮影して、後日お宮参りするときに産着のレンタルが可能かどうか、店舗へ確認しておくことをおすすめします。

初めてのお宮参りの失敗・アドバイス

初穂料

大きな失敗は初穂料を用意していなかったことです。昼食の支払いやスタジオ撮影はカード払いなので、初穂料として収める現金を所持していませんでした。窓口には主人と私の父に手続きに行ってもらったのですが、父がスマートに3万円だしてくれて、主人が「あ!しまった」と思ったと言っていました。

後に、神社から紙袋に入った記念品をいただいたのですが、記念品は収めた金額に応じて内容が変わるようで、私たちの紙袋だけ一際大きかったのを覚えています。

他の方の記念品の内容は知りませんが、中には、御札などの他にお食い初めの陶器セットが入っていました。一般的なタイミングでお宮参りに行っていれば、お食い初めの食器も頂いたものを使えたのでしょうが、お食い初めが終わってからお宮参りに行ったので使えなかったのがもったいなかったです。

赤ちゃんのお着替えのタイミング

私たちは、ご祈祷のとき、産着の下には袴ロンパースを着せていました。

家から神社までは普段着で連れていき、神社についてから袴ロンパースに着替えさせ、ご祈祷直前に神社からの指示があるのでそのタイミングで産着を着用、という流れで衣装チェンジを行いました。少し面倒ですが、自宅から袴ロンパースを着て行かなくてよかったです。なぜなら、神社についたタイミングでうんちをして、おむつから漏れてお洋服を汚してしまったのです。自宅から袴ロンパースを着せていくと汚してしまっていたな、と思ったので、着せたいお洋服がある場合には現地へ着いてから、オムツ替えのついでにお着替えさせることをおすすめします。

お宮参りの際、赤ちゃんを抱っこする人

ご祈祷の際に赤ちゃんを抱っこするのは、赤ちゃんにとって父方の母がするのが習わしのようです。私たちと一緒にご祈祷してもらった3組とも、父方の母であろうおばあちゃんが抱っこしていました。しかし、息子は生後3ヶ月になっていて、人見知りするようになっていました。義母の抱っこが、ママの抱っこじゃない!と気づいた赤ちゃんは嫌がり、ご祈祷直前に泣き始め、結局は私が抱っこすることになりました。

義母にとっては自分のせっかくの役割なのに赤ちゃんに泣かれてしまい、悲しそうだったので、義母の希望が強い場合は、人見知りが始まる前にお宮参りをしてあげても良いかもしれません。

御朱印

主人と交際しているときから、初詣などで神社へ行ったら御朱印を頂いていました。今回は、子供のお宮参りという大きな記念なので御朱印帳に御朱印を書いていただくことで良い記念になりました。

御朱印集めをしている方も、そうでない方も、折角の記念なので御朱印をもらうことをおすすめします。

スタジオ撮影時のお宮参り衣装

衣装は何着でも無料で着ることができるスタジオにしましたが、あらかじめホームページでどのような衣装があるか、チェックしておくと良いと思います。店舗に行ってから悩んでいると時間がかかって赤ちゃんがぐずってしまいかねません。

因みに私たちは、お食い初め・お宮参りのほか、初節句の記念もまとめて撮影したので、9着ほど着ました。撮影予算は5万円程度と思っていましたが、実際はあれもこれも…と追加し続けて8万円前後かかったように記憶しています。

思わぬ出費とはなりましたが、両実家へアルバムを渡せたし、写真データとしての記録も残せたので後悔はしていません。

「一生に一度の記念」が多い時期で出費も重なりますが、ここは思い切ってほしいもの、やりたいこと、をするのが一番いいと思います。

初穂料については致命的な失敗でしたが、お天気にも恵まれて総じて素敵なお宮参りを行うことができました。

私のお宮参り体験談が皆様のお役に立つと嬉しく思います。

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