お宮参り、結構昔のことになってしまいますが、思い出そうとするとかなりハッキリ頭に浮かんでくるものですね。
それだけ印象的だったということにもなります。何が印象的だったかと言うと、私の言葉足らずのせいでの服装問題です。

お宮参りをするかどうかで


実はこのお宮参り、するかどうかをいささか迷ったというのも事実でした。
というのも、まず第一に夫婦共稼ぎで私は産休中、でも夫は普通に仕事中だったということです。まだそれほど、育児に対して男性の参加が当たり前になっていない時代だったのです。
なのでお宮参りのために平日1日、休みを取るというのが難しかったのですね。
私の方も、早く仕事にも復帰したかったので、できるだけ身体を休めたかったということもあります。
次に子供の身体についてです。特に月足らずで生まれたのではないのですが、あまり身体が強くなくそのために少々入院期間が長くなったのです。
そういった子供を、お宮参りの為に、生後1ヶ月位で外に出して祈祷まで受けさせる、かなりの長時間を耐えさせるのは健康を祈るはずが逆効果になるのでは、と思ったからです。
そして最後に、私は関東で生まれたのですが夫は海外生まれの海外育ち、あまりこういった行事に関心がなかったのです。
また夫の方の家族がその時、初孫の顔を見にちょうど帰国はしていたのですが、実家が関西だったということも、問題の1つでした。

お宮詣りは必要かと散々検討を


あれこれ問題があったので、とことん夫と話し合いました。
もちろん両方の親にも相談をしました。
結果、海外の長い夫の両親が最も、お宮参り賛成派だったというのがちょっと驚きでした。海外に長いと逆に、こうした日本の行事というものを大切にしたいと思う気持ちが、大きくなるのだそうです。姑がちょっと恥ずかしそうに、そう言ったのが印象的でした。
逆にうちの両親の場合、まあどっちでも好きにしていいよ、やるなら行くと言うあまりにシンプルと言うか細かいことは気にしないと言うか、あなた任せと言うかで娘としては複雑な気持ちでしたね。
最後に夫の場合、子供の身体と私の身体の問題を第一に考えたいということでした。でも子供のための最初の大きな行事としてのお宮参りは、やはりしておくべきだろうから、様子を見て行うのはどうかと意見を述べてきました。

つまり全員、私が思うようにしていいよ、と言う意見だったのです。ここでふと思ったのですが、結局これって全部私に放り投げですよね。結論と最終的なまとめは、全部任されたってことだったんです。
任された、つまり好きにしていいよと解釈して、好きに進めることにしました。

赤ちゃんの身体と私の身体


まずは赤ちゃんの体力に関してでした。お世話になった産婦人科の主治医に相談してみたところ、長時間外に出すのにはちょっと体力的にまだ問題があるということでしたので、普通大体1ヶ月強でのお宮参りを少し後にすることにしました。
また私の体力の方も一応鑑みることにして、でも職場復帰前には行いたいということで一応決定することにしました。
幸い1ヶ月少し前辺りから、赤ちゃんはお乳もよく進むようになって身体も強く大きくなってきました。私の方も、赤ちゃんを抱いてあれこれしていたせいか少なくとも腕の筋力はついてきたんです。これなら行けるかなと思って、お宮参りを赤ちゃんの生後で言うと1ヶ月半後に行うことにしました。
夫は有給を取り、私の両親は日帰りできる距離なので連絡するだけで済みました。
夫の両親の場合距離がありますので、宿泊の用意なども整えることにしました。近場のホテルに、部屋を取りました。これなら食事はうちで摂ってもらえるからです。

とにかくお宮参りは、カジュアルで頼むとお願いを


ここでちょっと困ったのが、お宮参りの服装です。
これ調べてみると、赤ちゃんに着せるものとか親が着るものまで、結構細かい決まりがあるようなんですよね。フォーマルが推奨されるのは、当たり前の行事なんです。
でも私としては、赤ちゃんも私も楽な服装でと思っていました。健康を祈ってのお宮参りに、フォーマルにこだわって身体を締め付けたりする衣服で臨んでは、逆に身体に良くないと思ったからです。
夫もこれには賛成してくれました。夫の両親も、一時帰国だったのでフォーマル系の衣服の用意はありませんでした。それこそ初孫の顔を見に来ただけだったので、その時にはお宮参りのことは頭になかったそうです。
ではカジュアルで気のはらない服装でということで、一応話はまとまりました。
赤ちゃんには身体を締め付けないベビードレスを着せることにしました。白の可愛いベビードレス、参加者のうちで唯一のフォーマル着での参加ということですね。

さて、お宮参り当日は何とも見事な3種混合に


こうして迎えたお宮参り当日、天気のいい日をと念じていたのですが、空模様は曇りでまあ暑くないからいいことにしようという感じでした。
神社までは近いので、途中でホテル滞在の夫の両親と合流しました。
ちなみにこの時の服装なんですが、夫はちょっと砕けた感じのスーツ、仕事用ではなくブレザー風のものを着ていました。私はスーツでと思ったんですが、まあ早い話が体型が戻らなくて着られず、マタニティワンピースを手直ししたワンピースでごまかしました。おかげで楽に時間を過ごすことが出来たので、しかもそこそこセミフォーマルに見えたので結果オーライでしたね。
夫の両親は一応2人ともスーツ姿でしたが、肩のこらない感じのカジュアル過ぎないスーツで、おしゃれ感満載でした。さすがは海外が長いだけあるなあ、と感心したものです。まあ私達のほうがカジュアルに見えるのは確かでした。
ちょっと砕けすぎたかなと思ったけど、うちの両親もそれほど格好つけては来ないだろうからまあいいか、と思ったのは事実です。
この後神社前でうちの両親と合流しました。その時に、言葉って難しいなと思ったんです。
カジュアルと言うとそれだけの言葉ですが、解釈は人それぞれだということですね。どの程度のカジュアルでと言うかは、人によって感じ方の差があること、忘れていたんです。
うちの両親の場合、カジュアルという言葉はあまり馴染みがなく、普段着と晴れ着という言葉のほうが馴染みやすかったのです。なのでこの時も、普段着と晴れ着の中間くらいの服装で、と言っておけばよかったんですが、そこを忘れた私の失敗でした。
カジュアルと言う言葉に悩んだ挙げ句、砕け過ぎはよくないからじゃあきちんとした服装で行けば間違いないだろう、とこうなってしまったんです。なので、母親は第一礼装ではないけど着物で参加してきました。訪問着でしたね。
父親はと言うと、仕事用のスーツをきっちりと着て、決めてました。何気に温度差を感じたのは、仕方のないことですが完全に私のミスでした。
かなりカジュアルな私達夫婦、結構フォーマルな夫の両親、でもって当人たちの感覚はともかく外から見たらしっかりとフォーマルな私の両親、3種何気に揃って壮観だなあ、とか感心してしまったのも事実です。
こう感じたのは私だけではなかったようで、夫の両親は「すみませんあまり服を持ってこなかったのでこんな格好で」と笑いながら言ったものです。
うちの両親は「いやこちらこそ、カジュアルの意味がハッキリ理解できていなくて」とこれまた笑いつつ私を睨んだものです。
そして私達夫婦はと言うと「赤ちゃんが疲れちゃうから早く行きましょう」の一言でごまかしましたね。

正直、普通にお宮参りの服装で、といえばそれなりに調べて全員が、それなりの服装で参加できたのです。
しかし安易に、カジュアルという言葉を使ってしまったために、互いの価値観での服装になって3種ばらばらになるという問題が起きてしまったのです。
双方の親の機転の言葉で何とか大事にならずに済みましたが、後でうちの両親から叱責をもらったことも事実です。
この先お宮参りをと思った場合、しかも夫婦に加えて双方の親にも来て貰う場合、この服装についての問題はよく話し合ってからをおすすめしたいですね。
私のところの両親も義両親も、それなりに機転が利いて互いを思いやってくれたのでこの程度で済んだのですが、下手をすると大きな問題になる可能性もあります。
ゆめゆめ注意を怠り無くしてください。

 

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